ーKazunaga/Tsuji

         《出演作品案内》

            新国立劇場公演

          【城塞】

            安部公房:作 上村聡史:演出

                                                
                     

戦争責任とは……。安部公房の骨太な戯曲に挑む。  

 

 舞台は軍部と結託して軍需産業で成り上がった、あるブルジョアの豪邸内の閉ざされた一室。敗戦後17年が経った1962年(昭和37年)のある日の数時間の間の出来事である。男(和彦)の父は、拒絶症(敗戦後、朝鮮半島から脱出する直前から時間が流れるのを拒絶している)という精神病にかかっている。戦時中は圧倒的な存在の父親に大きな威圧感を感じていた男だが、現在は父の後を継いで、さらに大規模に成長した会社の経営者になっている。
 いつからか男は従僕の考えでで朝鮮脱出の場面を再現し、四人での「脱出ごっこ遊びの儀式」を行っている。迎えに来てくれる飛行機(日本軍)を待っていた時で時間が止まっている父だが、「ごっこ遊び」の短い間だけは正気のように、母と妹を置き去りにして、若かった息子と二人で「帰国する理由」を正当化し始めるのだ。でも、「ごっこ遊び」は父親がある発作を起こした時だけに限られている。
 「ごっこ遊び」の登場人物は男、父、妹、従僕の四人である。妹は父から渡された毒薬でその場で自殺してしまっている。今はいない妹の役は、男の妻が演じていたが、今回は従僕がストリッパーの若い女を雇ってくる。妻が参加を拒否したからだ。
 というのも、この「ごっこ遊び」に呆れていた妻は、男に対して、父親の入院治療に同意するか、さもなくば、男を禁治産者として経営から手を引かせると脅す。仕方なく父の入院に同意した男は、従僕が父親の発作をある手段を用いて意図的に起こしていることに気づく。男は従僕に命令し最後の「ごっこ遊び」を行う。……

 
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     次なる作品は下のチラシ「NINAGAWAマクベス」です。
 
               

               

この作品は海外公演があります。イギリスの「ロンドン」と「プリマス」。そして「香港」「シンガポール」の四ケ所です。
日本では、「彩の国さいたま芸術劇場」と、僕の故郷の佐賀県の「鳥栖」です。久しぶりの佐賀公演になります。「サガキラ」のみなさんには後日ご案内いたします。どうぞご期待ください。
詳しい日程などは改めてお知らせいたします。