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ミーちゃんとタッ君と真一君の病気は、「ヘルパンギーナ」という夏風邪で、ナッちゃんに も、サーちゃんにも、野口さんちのお兄ちゃん、裕信君にもうつってしまった。 子どもが病気になると、親達は大変だ。病気の心配と看病。 そのために、仕事を休まなければならなくて………。 「その点、あたしは恵まれてるわ。お母さんに安心して任せておけるから」 と、麗さんにお願いされて、サーちゃんとタッ君を預かって。 「ごめんね、お母さん。うちの園、経営難で買収されそうでさ、休めないのよ。明日は土曜で お休みだから、今日一日、ミーちゃんとナツをお願いね」 と、美鈴さんに頼まれて。 「ついでだから、いいですよ」 と、民営化を控えて忙しい野口さん夫婦を気遣って、裕信君と真一君もお預かり。 くぅばーたんの家の座敷に、六人が、枕を並べて寝ている。冷えピタ六人衆。 「ヘルパンギーナ」は、夏風邪の一種で、高熱とのどの水泡が特徴だ。 「難しい病気じゃないから安心して」 と、ひまわりクリニックの大石先生は、言ったが、喉が痛くて何も食べられない、 水分も取りたくない子ども達をみているのは、くぅばーたんとしては、切なくて耐えられない。 「ここが、知恵のしぼりどころ」 くぅばーたんは、あれこれ作ってみる。 「飲みやすくて、栄養の有る物!」 冷製コンソメ、トマトスープ。ビィシソワーズにパンプキンスープ。 豆乳スープにオニオンスープに夏野菜スープのゼリー寄せ。 「イヤー、喉が痛いから飲みたくなーい」 せっかくの工夫も、皆に、そっぽを向かれてしまった。 「やっぱりお粥かな?」 白がゆにイモがゆ、あずきがゆ。中華風に韓国風。タイ風にイタリアンでリゾット。 「ダメー、喉が痛くて飲み込めない」 これも、失敗。無駄な骨折り。 「せめて、水分だけでも取ってね」 と、ブドウジュースにリンゴジュース。アセロラドリンクにレモン水。 手を変え品を変えて出してみるが、 「イヤ!イヤ!ゴックンすると痛いもん」 涙目でうったえられて、くぅばーたんも泣きたい気持ち。 その時、サーちゃんが、一言。 「アイスなら食べられるかも………」 でも、あいにく、アイスを切らしてしまって………、氷でガマン。 でも、おいしそうに氷をなめてくれているのを見て、くぅばーたんはひらめいた。 (全部、凍らせてみよう!) で、ジュースもスープも氷に変身だ。 って、いうか………、シャーベット! ブドウにリンゴにアセロラにレモンのシャーベット。 豆乳に、トマトにビィシソワーズに、パンプキンにコンソメのシャーベット。 えっ?これ………おいしいといけどね。
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