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「悪いけど、おばあちゃんは、どっかに行っててくれないかなー」 サーちゃんが、腕組みをしながら、、リーダーらしいきりっとした口ぶりで言った。 「大人が居ると、話しづらいしね」 サブリーダーは、裕信君。 「そう言われてもねー」 ここは、くぅばーたんの家のキッチン。それに、くぅばーたんは、この会議に興味津々。 「急いで、縫わなければならない物が有るから……、ほら、サラちゃん、あんまり洋服が無い でしょ。それでね……」 「ミーのお下がりが、沢山有るよ」 ナッちゃんが、そういうと、ミーちゃんが、 「あげない、よだれたらしてよごすもん」 と、いったので、くぅばーたんは、ほっ! 「その、よだれで汚さないように、エプロンを作ってあげるのよ」 そういって、くぅばーたんは、ミシンが置いてある茶の間に、上がって行った。 「ふすま締めてよ、盗み聞きしないでよ」 サーちゃんは、厳しい声で念を押した。ふすまが閉められたところで、相談は始まった。 第一声は、裕信君。 「皆で力を合わせて、サラを守るぞ」 「ねー、武器は何にする?」 と、ター君が質問。 「ピストル!おれ、バンバン打つぜ」 「真一のピストル、玩具だろ?」 「ター君、バカだな。玩具に決まってるだろ。本物で打ったら、人殺しだぜ」 「それじゃ、ダメ。相手は凶暴なんだぜ」 「じゃ、バットにしよう。父ちゃんの金属バット。あれで殴ると、痛いぜ」 真一くんとター君は、活発に議論。 「やっつける話じゃないのよ、守る方法を考えるの」 「そうだ、やっつけるのは、うちの母ちゃんに任せよう。柔道、二段だ。それに、いざとなっ たら、皆でかかれば良い。力を合わせれば、象だって倒せる」 (ふむふむ。さすが四年生。サーちゃんと裕信君は、現実的ね) くぅばーたんは、ひとりうなずいた。 「だけどさー、サーちゃん。ぼく、サラちゃんのパパの顔知らないんだけど」 そういったのは、ナッちゃん。 会議場は、一瞬、シーンとなった。 その静けさを破ったのは、ター君。 「谷さんの部屋に、奴の写真が有る」 (どうして?) 「偵察に行って、隠し撮りして来たんだって。いつそいつが来ても分かるように、玄関にはっ ておこうって。でかいやつ」 「イエー、やったね!」 と、歓声が上がった。 「でも、ダメだったんだ」 「どうして?」 「その写真見て、サラが怖がったから」 そのとき、ミーちゃんがきっぱりと言った。 「あたしのお下がり、サラにあげる」と。 |