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月曜日の朝は、なんかもじょもじょ。 学校ヘ行くのがイヤなわけじゃないけど……。 保育園がつまんないわけじゃないけど……。 もじょもじょ、お尻が重たくて、もじょもじょ 口がとんがって、ブーっとほっぺたがふらんでくる。 でも、今朝は、何かフワフワ。 鼻が、くんくん上むいて、耳が、ひくひく広がって、自然と体がフーワフワ。 「いいにおいだね、ミーちゃん」 隣のベッドのから、お兄ちゃんのナッちゃんが、ミーちゃんに声をかけた。 「うん。ホットケーキみたいなにおいだよ、お兄ちゃん」 ミーちゃんが、クフンと笑った。 「ばーちゃんが、持って来てくれたのかな?」 ホットケーキは、ナッちゃんの大好物。メープルシロップを、ダボダボかけて! 「でも、お台所に居るの、おかーたんだよ。歌なんか歌ってる」 ミーちゃんの耳に聞こえて来るこの歌は、「ホットケーキのうた」だ。 「♪ホットケーキを作るには、卵とミルクをかきまぜて、お粉をいーれて、かきまぜて、フラ イパンでじゅじゅじゅー」 「ごんべさんの赤ちゃん」の節で歌う、お母さん、美鈴さんの作り歌、替え歌だ。 「さー、ホットケーキが焼けたわよ。皆起きて!」 ママの呼ぶ声に、 「はーい」 と、飛び起きたのは、ナッちゃんとミーちゃん。そして、お父ちゃん。 「たくさん焼いたからね、たくさん食べてよ」 美鈴さんは、大はりきりだ。 「やけに、元気だね。宝くじでも当たったのかな」 お父さんの一也さんまで、ニコニコ顔だ。 美鈴さんは、踊りながら答えた。 「宝くじは……外れだけど、良いこと、とこやの縁の下。悩み解決!」 「悩み解決で……、ホッとして、ホットケーキ」 一也さんがそう言うと、 「そんなダジャレは、ほっとけーき」 だって、美鈴さん。 「なんなの、いい事って?ボク知りたい、ほっとけーきない」 ナッちゃんまで、ダジャレいいっこに参加だ。 「ホットケーキなら、いっぱいあるよ」 ミーちゃんが、テーブルの上を指さした。 「さー、食べて。好い事ってね、お母ちゃんが勤めている幼稚園がね、続けていけそうなの よ。お母さんが地主になるかも」 と、美鈴さんが言ったが、三人は聞いていない。 ホットケーキに夢中、ネッチュー!集中だ。
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