
|
春の贈り物 やわらかな日差しが、春の訪れを告げています。 |
||
|
||
|
又、間も無く、立派な身なりの男と、腰に布をまいただけの痩せた男がやってきました。
人々は、立派な身なりの男に尋ねました。 「立派なお方、あなたは神様ですか?」 男は、笑って、首をよこに振りました。 人々はがっかりして、帰ってしまいました。 キッタは、その男にも、スミレを渡しました。 痩せた男にも、スミレを渡しました。 二人の男は立ち止まって、 「なぜ、私たちに花をくれるのです」 と、キッタに尋ねました。 キッタは楽しそうに微笑んで、 「春だからです。みんなが待ってる、神様が来る季節だから」 と、答えました。 男達は頷いて、花を髪に差しました。 その晩から、レイカの咳は止まりました。 ![]() |